活動記録

「帰還証言:ラーゲリから帰ったオールドボーイたち」上映会

 
★日時:8月3日(金)午前10時〜12時(上映は前編のみ)
★場所:立命大国際平和ミュージアム2階会議室
★主催:中国人戦争被害者の要求を支える会京都支部
☆上記のチラシ添付します。
 
2)元シベリア抑留記のマンガが6月25日刊行されました。
 著者は「帰還証言」に出演の小澤氏の娘さんです。
 
★タイトル:「凍りの掌」
★著者:おざわゆき
★発行発売:小池書院
★定価:1300円
★推薦のことば:ちばてつや(マンガ家)
     ↓
  暖かく、やさしいタッチのマンガ表現なのに、そこには
  「シベリア抑留」という氷点下の地獄図が深く、リアルに、
  静かに語られている。
  日本人が決して忘れてはいけない暗く悲しい66年前の
  真実。
  次代を担う若者たちには、何としても読んで貰いたい。
  衝撃の一冊。」

2012/ 3/ 10 シンポジウム「慰安婦」問題の解決に向けて 

3月10日同志社大学今出川キャンパス明徳館M1教室にて、以下のシンポジウムを開催します。
9時45分会場 10時開始
訂正版0310ちらし 平和の碑(最終版).docx
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開会挨拶――志水紀代子
10:10~10:40 鄭柚鎮「「国民基金」をめぐる再現の政治学」

10:45~11:15 花房恵美子「関釜裁判を支援して――原告ハルモニたちとの20年を振り返って」

11:20~11:50 和田春樹「慰安婦問題20年の明暗」

11:50~12:55 休憩(昼食)

13:00~13:30 岡野八代「修復的正義--国民基金が閉ざした未来」

13:35~14:05 朴裕河「問題はどこにあったのか」

14:10~14:40 戸塚悦朗「和解の条件――真実とプロセス――」トイレ休憩 

14:40~15:00質疑応答 

15:00~15:40全体討議 

15:40~17:40終了 

17:50閉会挨拶――山下英愛
主催科研C(課題番号21510295)(平成21年度~23年度)

1/29(日) 22:00~23:30 NHKにてクリスティン・レヴィさん「非戦と平等を求めて~幸徳秋水と堺利彦」に出演

クリスティン・レヴィさんが1月29日(日)夜10時~11時30分放映のETV
シリーズ「近代思想の歩み 日本人は何を考えてきたのか」の「第4回 非戦と平等を求めて -幸徳秋水・堺利彦-」に出られます。ぜひご覧ください。

 

 【明治編 文明の扉を開く 第4回~幸徳秋水と堺利彦~

 

2012/ 01/ 25 研究会「『女と虎と孤児』とコリアン・ディアスポラ」

2012/ 01/ 25 研究会「『女と虎と孤児』とコリアン・ディアスポラ」
2012-01-25.pdf
PDFファイル 324.7 KB

講師:池内靖子さん(本学会会員)

場所:同志社大学今出川キャンパス講武館104番教室

日時:1月25日(水曜)17:30-19:30

 

2010年のドキュメンタリー作品、『女と虎と孤児』(2010年、ジェーン・ジン・カイスン監督:72分)は、植民地支配後の朝鮮半島の歴史を、国際養子縁組によって欧米へともらわれていった女性たちの葛藤とともに、描いた作品です。日本による植民地支配、朝鮮戦争、そして現在も続く米軍駐留のなかで女性たちに対する暴力は公的な歴史からは隠されてきました。映画鑑賞後、監督のバックグラウンドや歴史的背景を紹介しながら、『女と虎と孤児』が現在の〈わたしたち〉にどのような意味をもつのか、語りあいます。 

 

2012/ 01/ 11 研究会「韓国における憲法裁判所とジェンダー政策」

韓国における憲法裁判所とジェンダー政策
朴さん、研究会.docx
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講師 朴宣映(パク・ソンヨン)さん 韓国女性政策研究院 人権安全センター長

司会 岡野八代(同志社大学)

場所 同志社大学今出川キャンパス博遠館 H312 教室

日時 2012年1月11日(水曜) 5時ー7時

 

韓国では、民主化運動の成果の一つとして、憲法裁判所が1988年に設置されました。 

本研究会では、国家権力から市民の人権を保護する機能を果たす憲法裁判所が、韓国の女性政策に果たす役割を紹介していただきます。

 

2011年度研究大会

場所:立命館大学朱雀キャンパス

日時:2011年10月23日

 

10:00~11:00 総会

11:00~12:30 映画『女と孤児と虎』 鑑賞と解説

13:30~17:30 シンポジウム「軍事化と女性に対する暴力

18:00~20:00 懇親会

 

◆映画鑑賞と解説

作品『女と孤児と虎』( 監督:ジェーン・ジン・カイスン、2010年、72分)

解説:金友子(きむ うぢゃ)さん(立命館大学)

 

【作品紹介】韓国から欧米諸国へ、海外養子として海を渡った子どもたちは、1950年代から今日に至るまで約20万人と言われる。映画『女と孤児と虎』は、コリアン・ディアスポラの背景に横たわる、日本の植民地支配から朝鮮戦争、軍事政権下の高度経済成長と米軍支配に至る朝鮮半島の歴史、そして、沈黙を強いられてきた女性と子どもに対する暴力を、フェミニストの視座から明らかにしている。

 

◆シンポジウム

軍事化と女性に対する暴力

――現在の国際的な動きのなかで――

 

【シンポジウム開催趣旨】

1998年に採択された国際刑事裁判所に関するローマ規程(2002年より効力発生)が文民に対する攻撃としてなされるレイプ、性奴隷化、強制売春、強制妊娠、強制不妊、あるいはこれらと同等に重大である他のあらゆる形態の性暴力を「人道に対する罪」との一つとして分類していることからわかるように、現在の国際社会では戦時下に行われる女性に対する(性)暴力は処罰対象として、明確に犯罪として位置づけられるようになった。本シンポジウムでは、軍事化によって引き起こされる女性への暴力に対する国際社会のさまざまな取組みや人権基準に着目しながら、ローマ規程の批准国でもある日本が抱える課題について深く議論を行う。

 

シンポジスト:

  前田 朗さん(東京造形大学)

  菊池恵介さん(同志社大学)

  清末愛砂さん(室蘭工業大学)
  司会:・矢野久美子さん(フェリス女学院大学)

 

【報告要旨】

 

前田 朗さん「戦争犯罪論と植民地犯罪論」


○菊池恵介さん「奴隷制・植民地支配の補償問題の行方」
【要旨】2001年のダーバン会議は、カリブ・アフリカ諸国の代表が、はじめて国連会議の場で、旧宗主国の欧米諸国に対して、奴隷制や植民地支配への謝罪と補償を求めたことで知られている。それは、第二次大戦後、連合国に対する枢軸国の犯罪を裁く一方、欧米列強(および日本)による植民地支配の責任を不問に付してきた国際秩序の「常識」を揺るがす出来事であった。だが、このような「過去の克服」の射程の拡大は、出来事からの時間的な隔たりゆえに、多くの難問を提起する(だれが、だれに、何を、どのように、償うべきか)。ここでは、ダーバン会議にいたる道をふりかえるとともに、これらの補償問題の行方を検討する。

 

○清末愛砂さん「占領下にあるパレスチナの女性たちの生をめぐる国際的な取組:ナイロビ将来戦略から北京プラス15にいたるまで」

【要旨】1985年の第3回世界女性会議で採択された「女性の地位向上のためのナイロビ将来戦略」において、故郷の外で難民として暮らすことを余儀なくされているパレスチナの女性やイスラエルの占領下に住むパレスチナの女性と子どもが置かれている状況に憂慮を示す項目が特別に加えられた(第260)。それから16年が経過する現在までに、被占領地では第一次インティファーダ(民衆蜂起)、第二次インティファーダが起こり、女性たちは様々な形態の抵抗に参加してきた。それにもかかわらず、状況は変わることなく、むしろ状況は悪化する方向に動いている。本発表では、パレスチナの女性がユダヤ人国家イスラエルの誕生と占領ゆえに被ってきた生への影響を分析し、これに対し、ナイロビ将来戦略から現在にいたるまでの国際社会がとってきたパレスチナ女性に対する取組の内容、およびそのなかから見えてくる矛盾・問題点を報告する。

 

2010年度大会 シンポジウム「女性国際戦犯法廷」10年を迎えて

同志社大学 寒梅館(室町キャンパス)203教室

 2010 年6月27 日(日)

――ハーグ判決実現に向けた課題と展望――

 

 【シンポジウム開催趣旨】

 

 2000 年の女性国際戦犯法廷から10 年が過ぎた。2000 年12 月12 日、法廷の裁判官らが言い渡した「判決・認定の概要」では、「天皇裕仁及び日本国を、強姦及び性奴隷制度について、人道に対する罪で有罪」5 と明言され、17 項目にわたる勧告がなされた。2001 年にはオランダ・ハーグで最終判決が出された。性奴隷制という暴力が裁かれ、個人責任・国家責任を認定が認定され、日本が国家としてなすべきことが明記された。

 

 しかし、この間の日本の状況は、ハーグ判決が求めるものとは逆行している。法廷直後にはNHK 教育テレビで放映された「問われる戦時性暴力」(ETV2001、2001 年1 月30 日放映)の改竄問題が浮上した。90 年代半ばから中学・高校の歴史教科書に記載されはじめた「慰安婦」という言葉も2000 年代になってほとんど削除されている(現在、中学校教科書で本文に記述しているのは日本書籍新社のみ、帝国書院が註で触れている)。

 

 また、1992 年から日本国内で起こされた慰安婦関連訴訟は10 件あったが、9 件が最高裁で上告棄却、残る1 件もまたつい先日に最高裁で上告棄却とされ(2010 年3 月4 日)、もはや日本国内での救済手段は立法以外には皆無であるかにも思われる。他方、日本軍性奴隷制の根本的な解決を求める国際的・国内的な世論は高まっている。国連機関からすでに出されている多くの勧告に加え、米下院、オランダ、カナダ、EU、韓国、台湾などで議会決議が採択された。

 

 また、国内においても、宝塚をはじめとして札幌、福岡、箕面、小金井、京田辺市など20 の地方自治体での議会で、日本政府の誠実な対応を求める意見書が採択されている。本シンポジウムでは、この10 年の「慰安婦」問題および女性に対する(戦時)性暴力をとりまく状況を整理し、勧告の実現に向けた課題を明確にする。

 

 女性国際戦犯法廷から10 年を経て、歴史学や法学における研究蓄積、国際的な連携のなかでうまれた女性たちの平和活動の現在を共有しながら、日本軍性奴隷制問題解決に向けて、いまなにが私たちに求められているのかを、本大会において活発に論じられることが期待されている。大会での議論はまた、過去の戦争被害に対する実践的な反省を促すだけでなく、現代の戦時性暴力の根絶に向けた提言ともなるだろう。

 

■司会:岡野八代(同志社大学)

■パネリスト:

  林博史(関東学院大学経済学部、歴史学) 「日本軍『慰安婦』研究の成果と課題」

 渡辺美奈(アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」事務局長) 

     「『慰安婦』問題解決に向けた国内外での活動(仮)」

 松本克美(立命館大学法科大学院、民法) 「従軍慰安婦訴訟が問うたもの・今後の課題」

■コメント:清末愛砂(島根大学) 

「なぜ、いま戦後責任を考えるのか?「ポスト戦後世代」からの問題提起」 高橋哲哉さん講演

2009年11月21日(土)
 

 

場所:立命館大学朱雀キャンパス203号教室
時間:14:00~16:00
参加費:一般500円(資料代)、学生無料
主催:立命館大学法学部
共催:立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー・スタディーズ研究会/「女性・戦争・人権」学会/基盤研究C代表・志水紀代子(追手門大学)

当日案内(PDF)
09.11.21_Takahashisankouen.pdf
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公開学習会in 高槻 「慰安婦」決議に応え、今こそ真の解決を!

2008年11月29日(日)

 2007年から、アメリカ、オランダ、カナダ、欧州議会、フィリピンと、世界の各国で、「慰安婦」問題に関して日本政府に公式謝罪を求める決議が採択されています。動きの鈍い日本政府に対して対応を促す動きが高まる中、関西では、今年3月28日に宝塚市議会が政府に誠実な対応を求める意見書を全会一致で可決し提出しました。

 

 また8月10日、大阪での<「慰安婦」決議に応え 今こそ真の解決を!~被害者に名誉と尊厳をー戦時性暴力の根絶のために~>「関西フォーラム」では、500名以上の参加があり、大会決議で、この運動を各地域に持ち帰って広げていくことが参加者一同によって承認されました。 

 

 私たちはこうした動きを受け、これまでの高槻での取り組みを踏まえ、今回の学習会を企画しました。山下英愛さんに「慰安婦」問題の現在についてお話していただき、辻元清美さんには問題解決のための議員立法のことなど、国会での動向について報告していただきます。そして、高槻で今後どのような活動をしていくのか、ともに考えたいと思います。 

 

■プログラム

 

  講演 山下 英愛 さん  「慰安婦」問題の真の解決をめざして報告

    辻元 清美 さん  国会で「慰安婦」問題はどう取り扱われたか

 

●山下英愛(やました・よんえ)

 津田塾大学卒業。梨花女子大学女性学科で学ぶ。立命館大学非常勤講師。専門は女性学、日韓比較社会論・比較文化論。近著に『ナショナリズムの狭間から』(明石書店、2008年7月)、訳書に権仁淑『韓国の軍事文化とジェンダー』(御茶の水書房、2006年)、韓国女性ホットライン連合編『韓国女性人権運動史』(明石書店、2004年)がある。

 

●辻元清美(つじもと・きよみ)

 早稲田大学卒業。早大在学中の83年に「ピースボート」を設立し、民間外交 を展開。96~02年まで衆議院議員をつとめる。議員在職中にNPO法、情報公開法などに取り組み成立させる。2005年、衆議院選挙に社民党から立候補。比例代表近畿ブロックにて当選。社民党女性・青年委員長、政審会長代理に就任。

 

 場所 高槻市立総合市民交流センター5階 視聴覚室     

 共済 高槻ジェンダー研究ネットワーク/「女性・戦争・人権」学会

公開学習会2008
yamashita=tsujimoto.pdf
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『ナショナリズムの狭間から「慰安婦問題」へのもう一つの視座』(山下英愛著)合評会

2008年9月28日(日)

『ナショナリズムの狭間から~「慰安婦」問題へのもう一つの視座』(山下英愛著、明石書店、2008年7月)は、著者自身のナショナル・アイデンティティをめぐる内的な葛藤に根ざす独自の視点から、日本軍「慰安婦」問題をめぐる韓日両国での運動や世論に潜むナショナリズムの問題性を鋭く考察・批判し、「慰安婦」問題、ひいては東アジアの過去清算やナショナリズムをめぐる議論に新しい地平を切り拓こうとする注目すべき労作です。

 

 出版を機会に、著者、山下英愛氏もお招きして合評会を行います。ぜひ、ご参加下さい。

 

 コメンテーター: 金 友子   (立命館大学コリア研究センター)

          鄭 柚鎮   (大阪大学大学院)

 応答者:      山下 英愛  (立命館大学)

 場所: 立命館大学衣笠キャンパス 学而館2階第3研究会室

『ナショナリズムの狭間から「慰安婦問題」へのもう一つの視座』(山下英愛著)合評会
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2008年 「女性・戦争・人権」学会 大会

2008年6月8日(日)

「メディアとフェミニズム」


第一部:総会・個人研究発表

     総合司会 志水紀代子さん(追手門学院大学)

  10:00-11:00  総会  司会 清末愛砂さん(大阪大学)

  11:00-12:30  研究発表 高橋慎一さん(立命館大学大学院文学研究科) 

        「『府中青年の家裁判』と反リブ言説の論理-『アイデンティティの政治批判』」          コメント・司会 井桁碧さん(筑波学院大学)

 

  12:30-13:30   お昼休み


第二部:大会シンポジウム「メディアとフェミニズム」

 

 13:30-15:10 映画『ライファーズ』上映

 15:15-15:55 シンポジウム

   坂上香さん(津田塾大学)

   「『ライファーズ』と歩む ~ 被害、加害、reconciliationをめぐる映像製作」

 

   本田雅和さん(「女性・戦争・人権」学会会員)      

   「権力とジャーナリズムの近況」

 

   コメンテータ 北原恵さん(大阪大学)17:10-18:10 全体討論18:10-18:20 

 

会場 立命館大学衣笠キャンパス内創思館1F カンフェランス・ルーム

2007年秋季研究会「平和運動への語らい・接近~ベティ・リアドンさんを囲んで

2007年12月1日(土)

 2007年度の秋季研究会は、『戦争をなくすための平和教育?「暴力の文化」から「平和の文化」へ』、『性差別主義と戦争システム』の著作を始め、平和を求める運動・教育について多くの発言をされてこられたベティ・リアドンさんを囲んで、日本軍従軍〈慰安婦〉(性奴隷制度)問題を始め、これまで学会で取り組んできた平和・非暴力の思想と運動が、いかにあるべきか、そして今後どのようにわたしたちが平和構築に取り組むべきかについて、率直な意見交換の場を持ちました。

 

 

 今回の研究会は、大阪大学COEプログラム「コンフリクトの人文学」の一環である「排外的ナショナリズムと暴力に関するジェンダーパスペクティブ」と共催いたします。学会からは、議論を始める前に、中原道子さんから「合衆国における日本軍〈従軍〉慰安婦に関する決議」をめぐる動向を報告してもらい、従軍〈慰安婦〉問題について、リアドンさんを中心にみなで討論します。

 

 

 後半は、阪大研究会の方から、ジェンダー視点からの暴力とナショナリズム研究への視座を提起していただき、その後みなで、共通の課題や今後の研究・運動について率直な意見交換ができることが期待されています。


 場所  :京都市テルサTERRSA(京都府民総合交流プラザ)内 西館3階第二会議室

【プロフィール】ベティ・リアドンさん

 1929年生まれ。教育学博士。平和教育、フェミニスト平和研究。立命館大学国際関係学部客員教授、コロンビア大学教育学大学院平和教育センター名誉所長。中等教育教員(歴史教育)、Institute for World Order勤務等を経た後、コロンビア大学で平和教育の修士、博士課程プログラムを創設。

 

 
 国際平和研究学会(International Peace Research Association)では、1970年代に平和教育コミッションと「女性と平和」(後に「ジェンダーと平和」)コミッションを創設。平和教育の研究と実践を牽引し、平和研究におけるジェンダーの視点の導入に貢献されてきました。国連、UNESCO、国連平和大学(コスタ・リカ)などで平和教育アドバイザーを歴任。また脱軍事化のためのフェミニスト平和研究者の国際的ネットワーキングにも尽力されています

 

 

 主な編著書:『性差別主義と戦争システム』(勁草書房、1988年、Sexism and the War System, 1985/1996)、『戦争をなくすための平和教育』(明石書店、2005年、Learning to Abolish War, 2002)、Education for a Culture of Peace in a Gender Perspective (UNESCO, 2001)、Towards a Women’s Agenda for a Culture of Peace (UNESCO, 1999)。

戦争をなくすための平和教育
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2007年「女性・戦争・人権」学会 大会 「軍事主義に抗するフェミニズム・沖縄と韓国の米軍基地からの報告」

 2007年6月24日(日)

「軍事主義に抗するフェミニズム・沖縄と韓国の米軍基地からの報告」

 場所:早稲田大学国際会議場三階第一会議室

 

第一部:総会・会員の研究発表

 10:00-11:00  代表挨拶・会計報告・事務局報告

 11:00-12:30  研究発表 大橋稔さん

        「黒人女性の奴隷体験:現代女性作家の歴史認識とフェミニズム」(仮)             

         司会 岡野八代さん

 

 

第二部:軍事主義に抗するフェミニズム・沖縄と韓国の米軍基地からの報告

 

 13:30-13:40 「わたしとフクロウ」の意味について紹介(中原道子さん)

 13:40-15:10 「わたしとふくろう」上映会(90分)

 15:30-17:45 シンポジウムと討論      

      ●パネリスト 高里鈴代さん「沈黙を強いる力抗して声を上げる」

             鄭ユジンさん「軍事化という過程を想像するということ」 

      ● コメンテーター:秋林こずえさん(15-20分)       

      ● 司会:菊地夏野さん(10分)

 

2007年研究会映画上映「ポル・ポト政権下の性暴力を生きぬいて」& 講演「今、はじめて語られる歴史-カンボジア内戦下の性暴力-」

 2007年1月10日

映画上映「ポル・ポト政権下の性暴力を生きぬいて」&
講演「今、はじめて語られる歴史-カンボジア内戦下の性暴力-」

 1970年代にカンボジアを支配したポル・ポト政権下では、100万人以上の人びとがその犠牲となり命を奪われました。2006年7月にようやく、当時の戦争犯罪を裁くためのクメール・ルージュ国際法廷が開始されました。しかしながら、当時行われていた女性に対する暴力の多くが語られることはほとんどなく、その実態は知られることが少ないままにあります。

 カンボジア弁護士の会の中川香須美さんは、女性に対する暴力の実態を明らかにするために被害者や目撃者から丁寧な聞き取り調査を行い、それを報告書としてまとめました。今回の講演会では日本に一時帰国する中川さんから、聞き取り調査から見えてきたこと、クメール・ルージュ国際法廷での性暴力を裁くための取組みについて、お話を伺います。また、ドキュメンタリー映画:「ポル・ポト政権下の性暴力を生きぬいて」(監督:ラチャナ・パット Rachana Phat [カンボジア/2004年/30分])も上映いたします。


日時:1月10日(水)18:30から20時30まで(開場:18:15)
場所:高槻市立総合市民交流センター

講演者:中川香須美さん(カンボジア弁護士の会、アジア女性資料センター会員)
主催:アジア女性資料センター&「女性・戦争・人権」学会

【プロフィール】

 カンボジア在住8年。在カンボジア日本大使館元専門調査員。

 

 アジア女性資料センター会員。カンボジアの法律支援のローカルNGOであるCambodian Defenders Project(CDP)のスタッフとして活動しながら大学でジェンダー学や女性学、子どもの権利について教えている。クメール・ルージュ時代の女性に対する暴力・性犯罪に関する聞き取り調査を行い、報告書としてまとめた。首都プノンペンで路上のセックスワーカーの実態調査を行うなど、現場で女性や子どもが直面している問題に精力的に取り組んでいる。

 

高維京(こゆぎょん)さん・鄭柚鎮(ちょんゆじん)さんを囲む会 in おおさか ~「わたしとフクロウ」も上映!!

 2006年12月11日

スピーカー


高維京(こゆぎょん)さん
■駐韓米軍犯罪根絶運動本部事務局長。米軍による犯罪被害者の人権擁護、特に米軍から性暴力を受けた女性の立場にたった活動を続けている。「駐留米軍地位協定」の改正や、平澤(ピョンテク)の米軍基地拡張に反対する活動に取り組む。
 2006年の第2回女性人権活動奨励賞(やより賞)に選ばれ、今回贈呈式に出席のため来日。(やより賞HPより抜粋)

鄭柚鎮(ちょんゆじん)さん
■1993年駐韓米軍犯罪根絶運動本部創設後、事務局長、トゥレバンの活動を通し韓国でジェンダー視点で米軍犯罪根絶運動を展開し続けた。沖縄、アメリカ、日本など韓国以外でも平和活動を経験し、現在、大阪大学文学研究科修士課程に留学中である。

上映作品:わたしとフクロウ
制作:トゥレバン/監督:パク・キョンテ/2004/90分
■ソウルの北、議政府(ウィジョンプ)のアメリカ軍基地村で暮らす「セックスワーカー」の女性たちの日々の暮らしや葛藤を描くドキュメンタリー。
 このドキュメンタリーは「フクロウ」たちの日常の生活を暖かく見つめながら、地村の苦悩と現実も描き出している。

トゥレバン:韓国の米軍基地周辺で働く女性たちをサポートするグループ。

共催:FAV連連影展、「女性・戦争・人権」学会、日本女性学研究会
協力:NPO法人女たちの戦争と平和人権基金
賛同団体:ふぇみん大阪(賛同団体募集中!賛同金3,000円です)

場所:とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ視聴覚室

2006年秋季研究会 「ベルリン・アウシュヴィッツへの旅ー ドイツの学校教育現場を取材して」

 2006年11月23日

「ベルリン・アウシュヴィッツへの旅ードイツの学校教育現場を取材して」

 講演者 志水紀代子さん(追手門学院大学教員)

 場所: 高槻市総合市民交流センター5階視聴覚室

 共催:高槻ジェンダー研究ネットワーク


<お問い合わせ>

〒602-0898

京都市上京区烏丸通上立売上る相国寺門前町647-20 

 同志社大学大学院 

  グローバルスタディーズ

  研究科内 

 

  岡野八代 研究室

  joseijinkensensou@gmail.com